2021-01-01から1年間の記事一覧

襦袢・具足下・鎧下着・鎖帷子・合羽・陣羽織の構成要素

タイトルにもある通り、襦袢・具足下・鎧下着・鎖帷子・合羽・陣羽織を分析して構成要素をまとめる。 襦袢 具足下・鎧下着 鎖帷子 合羽 陣羽織 留め具による着脱の合理性 襦袢 襦袢はヨーロッパ全土に見られる鎧の下に着る服「プールポワン」の一種。 ポルト…

着物の問題点 袴という下衣

伝統衣装とされる文化を復興する。 こんなテーマは古今東西あるもので、今もなお尽きない議題です。 復興論談に必要なのは「問題点」をまとめておく事。 まずは日本の下衣である「袴」の問題点をまとめます。 ①袴の定義が曖昧 ②布の量が多く機能性に欠ける ③…

Gibãoで調べてたら見付けたけど良くわからない

www.youtube.com Gibão 襦袢のルーツであるポルトガルの南蛮服飾。 映像に出てくるのがそれなのかわからんです・・・

和ではなく和風を求める人は「じゃあ洋服で良いじゃん」と言います

日本服飾の長所を活かした新しい袴を作ったんですが、ミスが重なり遅れて秋になってしまいました。 秋の涼しさに「今からだとちょっと寒いな」と物憂げになったのは生まれてはじめてです。 さて、タイトルにもある様にちょっと難しい話をします。 周囲の人と…

洗濯機による破損を軽減する形状と波鞐

笠鞐の問題点として洗濯機使用による破損が挙げられる。 西洋服のトグルボタン(棒状ボタン)にしても破損する事がまま見られる事からプラスチック製の鞐でも当然発生し得る問題だ。 破損を防ぐならば弾力性がある素材を使う事も挙げられるが形状による解決…

襦袢・ダブレットの語源や起源 襦袢を下着扱いするのはスーツの上にワイシャツ着る様なもの

和服の長着の下には汗除けの機能を持つ物として着られる肌着、または下着とされる服飾が昔からある。 小袖もその一つであり、七~八世紀以来は下着の扱いとなった。 江戸後期頃には四ツ手と言われるX状の下着も生まれた。 そして今日に至るまで長くその座を…

伝統服飾の発展の過程には洋服の影響によるミッシング・リンクが生じやすい

ミッシング・リンクとは 進化・発展の過程に於ける順番の未発見・不存。 1234 678910 ↑ コレ 伝統的な服飾について調べていると、ミッシング・リンクが多い事に気付きます。 これは西洋文化の舶来による影響で省略しているからです。 チャイナドレ…