2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧

愛の象徴としての「ハマグリ」「タマムシ」 日本古来の愛の形と色

世界各国、特有の文化があり、人の愛を示す模様やマーク等も多岐にわたるものです さて今回は日本文化に於いて、そんな人の愛を示す「象徴」のお話 現代に於いてハートマークは西洋由来であるにも関わらず、アジア・アフリカ等の地域を問わずに用いられる「…

蔵造りと兜造り

何分忙しいものでして、ろくにタイピングできずにおります 最近は日本の建築文化等にも興味が釣られる次第でして、民家建築や漆喰の建築等に心惹かれています 拙いながらも作ってみました兜造りの蔵造り 日本の建築というと「城」「仏塔」等が盛んに挙げられ…

昔の日本の椅子・腰掛文化 座敷伝統による問題

日本は座敷文化で、椅子がない よく言われますが、不自然な話です 時代劇の描写ですら「茶屋の縁台」と言う赤い椅子が出ます 戦国時代の武将も折りたたみの椅子なんて使っている始末 日本の風俗にも「何かに座る」という発想や感覚は間違い無く有るんですよ …

江戸時代、冬に着ていた着物「合羽」 コートと違って室内で着る事もある

昔の人がどんな生活をしていたかという話で「服装の話」はよく挙げられます その中でも冬季の寒い中で、どんな格好をしていたかという事を記します まぁ習慣としては至極当然な話で「重ね着」が一般的でした 稀に「えっ!?お着物はもっと厳かに着る物なんじ…

江戸時代、「足袋沓」という靴がなぜ普及しなかったのか 

日本は靴が無い事がよく論われます 外国人からは「侍ってあんなに立派な格好なのに、履いてるのはサンダルってのがショック受ける」という人も居る程 成程確かに サンダルに分類される草履や草鞋等の未発達な履物は、あまり実用性が高いとは言い難い要素が多…

襦袢の歴史や発展から実用性について 江戸初期の人が着ていた襦袢を作って着てみる

襦袢については今まで書いたりもしてきましたが、潜在する優れた実用性のある「和服」として記していませんでした ここではその「実用性が高い和服」としての襦袢に論います 上記の「gibãoから襦袢への発展」の図説画像は個人・商用問わず利用を推奨します …

蔵という日本建築と、和風じゃない「和」

日本建築のビルは存在しないのか?って話ありますよね。 togetter.com ビルディングと言えば元が西洋建築文化なので、日本建築文化に効率的な空間を設けた高層建築はないのかって言う話です。 それを考える時って城とか五重塔ですよね。 しかしピラミッド状…

猪目の由来を調べてふと「鼻」の可能性に至って「猪睨み」なのではないかと考えた

猪目と言う模様が日本では昔から存在します。 SNSで話題になったように馴染みのあるハートを連想し、人気のある模様へ認知されてきましたね。 しかし神社等の古い慣習を残す場においては「魔除け」「火伏せ」といった意味合いで使われているそうです。 なん…

着物としての襦袢・具足下・鎧下着・鎖帷子・合羽・陣羽織

タイトルにある通り戦国時代に南蛮から伝来した品に影響を受けた当時の日本人が作り出した新しい和服についての話。 戦国時代と言うのは特に合理性が求められる時代だ。 何故なら理不尽な生殺与奪が蔓延るため、文字通りの生存競争に負けない工夫や思想が発…

足袋沓や跣足袋と言って足袋が靴として使われる事もあります

足袋って言うと日本の靴下ってイデアあるじゃないですか? 「襪」から発展した草履用の襪 と言われていますが、これは違う。 本来は靴下の様な役割ではなく、草鞋と足の間に挟む「足カバー」だったんですよ。 草鞋掛け・打ち掛け・甲掛けと呼ばれるカバー的…